“ゴルフは健康に良い”ことは、ゴルフをされている皆さまは体感されているのではないでしょうか。
昔は「ゴルフをしているから健康」なのか、「健康な人がゴルフをしている」のかが証明できていませんでしたが、今は「ゴルフをしているから健康になれる」ということがさまざまな研究で証明されています!
本記事を読んで、ぜひこれからも健康にゴルフを続けていきましょう!
R&Aが公表した「ゴルフは5年寿命が延びる!」
世界のゴルフ界を牽引する全英ゴルフ協会「Royal and Ancient Golf Club of Saint Andrews」略してR&Aが昨年、興味深いデータを発表しました。
それは、ゴルファーはノンゴルファーに比べて寿命が5年長いというもの!
これは30万人のデータから導かれた結論であり、糖尿病は30〜40%、心臓疾患・脳卒中は20〜35%、結腸癌は30%、うつ病・認知症は20~30%のリスクが軽減されるというのです。
寿命が長いだけでなく、“健康”を維持しながら長生きできるということは、ゴルフの普及に努める住地ゴルフとしても、いちゴルファーである筆者としても大変嬉しい結果です!
JGA(日本ゴルフ協会)は昨年9月に実施されたR&Aとの共同記者会見にて、「ゴルフと健康」そして「女性とゴルフ」を二本柱に位置づけ、両テーマの振興に力を入れていくとしています。
日本が証明した、ゴルフと認知症予防の関係
ウィズ・エイジングゴルフ協議会、通称WAGをご存じでしょうか。
関東ゴルフ連盟、日本ゴルフ場支配人会連合会、日本芝草研究開発機構、日本プロゴルフ協会、日本女子プロゴルフ協会によって構成されており、2018年6月に「ゴルフで記憶力が向上される」ことを研究で明らかにしました。
冒頭に述べた「ゴルフをしている人が健康なのか、健康な人がゴルフをしているのか」という問いの答えを導きだす活気的な研究となり、R&Aからも評価されているそうです。
研究内容は、ゴルフ未経験の健康な高齢者を集め、ゴルフをする組とノンゴルファーの組に分けて、その後記憶力等の試験を行うもの。前者は半年間、週1回のペースでゴルフのレッスンを受けました。
前半は練習場でのレッスン、後半はコースに出てのレッスンとし、プレーを体験できる内容だったそうです。
すると半年後、ゴルフ組はノンゴルファー組に比べて、文章を覚える検査(論理的記憶)、覚えた後にすぐ思い出す即時再認、覚えた後に15分たってから思い出す遅延再認が向上しました。
認知機能低下の予防には、有酸素運動と認知課題を同時に行うデュアルタスク運動が効果的とされており、ゴルフはまさにその両方を満たすスポーツ。
適度な運動を行いながら、考える場面も多々あります。ティーはどこに差すか?どの方向をどんな距離で狙うか?クラブは何を選択するか?芝の状態、風の状態はどうか?グリーンの傾斜はどうなっているか…など考えることを挙げだすときりがありません。
これだけ脳を使って、さらに身体を動かすのであれば、健康が維持されるのも納得です!
ちなみに、住地ゴルフのグループ会社であるゴルフ場「セブンハンドレッドクラブ」でも、昨年WAGのシニアゴルフスクールを開催しました!
ゴルフ経験がない方、ゴルフから離れてしまった方20名が集まり、2ヶ月間週に一回皆さんとゴルフを楽しみました。
参加者の方からは「ゴルフは初体験でも楽しかった」「ゴルフをしばらくお休みしていたけど、また始めたくなった」など嬉しいお声が寄せられました。
ゴルフが健康につながる要因はほかにも盛りだくさん!
そしてなんといってもゴルフで外せないのが、一緒にラウンドするメンバーとのコミュニケーション!他者との会話で、脳が刺激されることはもちろん、心の豊かさや幸福度にも繋がることはゴルファーの皆さまが一番体感されていることと思います。
また、日光のもとで運動することも健康にとって大事な要素。紫外線を適度に浴びると体内でビタミンDが作られ、骨を丈夫にしてくれます。ただし、浴び過ぎると皮膚の乾燥や細胞のDNAを傷つけることになるので、適度な対策もしながらラウンドしましょう。
また、ゴルフは歩くスポーツとも言われます。厚生労働省のホームページでは、70歳以上の1日平均歩数の目標を、男性は6700歩、女性は5900歩程度としています。意外と多いなあと感じたのですが、皆さまはいかがでしょうか?
ゴルフの18ホールを仮に6000ヤード(約5.4km)とすると、目標歩数を超えるほどの距離となります。ですので、プレーしながら無理のない程度に、半分でも歩くように心がけることは、健康増進により繋がっていくのではないでしょうか。
ただ、歩き方も非常に大事です。疲労を溜めずに、身体を痛めない歩き方もぜひいつか住地倶楽部のテーマとして取り上げたいと思います(^^)
おわりに
今回は健康とゴルフの関係性についてまとめてみました。こうして見ると、ゴルフが感覚ではなくデータとして健康に良いと注目されていることを改めて認識できます。
住地倶楽部では「健康・新たなゴルフ体験・人とのつながり」をテーマに、さまざまなイベントや発信を続けてまいりますので、これからも住地ゴルフとご縁をいただいた皆さまの豊かなゴルフライフをサポートしていきたいと思います。
本記事を最後までお読みいただいたあなたと、いつかのイベントにて、ゴルフ場で元気にお会いできる日を楽しみにしております!
<参考記事>
JGAゴルフ応援サイト https://www.golfer-support.com/?p=1288
GEW 認知症予防にゴルフは役立つ!超高齢化社会の到来に朗報 https://www.gew.co.jp/column/g_43406
一季出版「R&Aの『ゴルフと健康』、JGAが会報誌で紹介」 https://www.ikki-web2.com/archives/7870
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