ゴルフ会員権のこと、グループ会社の「セブンハンドレッドクラブ」と「お丸山ホテル」のこと、そして本年に立ち上げたゴルフ ライフ スタイルをともに創るコミュニティ「住地倶楽部」のことを皆さまにもっと知っていただけるよう、このたび会社案内を作成しました!
印刷会社を探しているとき、検索の中で出てきた「水なし印刷」というワード…。
何やら環境にやさしく、水を使っていないのでインクがにじまず出来上がりも鮮やかとのこと。 SDGsが叫ばれる昨今ですが、住地ゴルフとしても美しい自然なくしてはお客様の豊かなゴルフライフスタイルを創ることはできません。せっかく作るのであれば、ぜひ水なし印刷ができる印刷会社にご依頼しようと思い、大阪府柏原市にある「古賀印刷株式会社」さまに依頼させていただきました。
水なし印刷はどうして環境によいのか?
水あり印刷と水なし印刷の大きな違いは、版の構造からきています。
水あり印刷の版は凸型(印刷される部分が凸部分になっている。はんこのようなイメージ)で、水なし印刷の版は凹型(印刷される部分が凹んでおり、そこにインクが入る)です。
水あり印刷では、版を刷る工程での現像液や印刷時に用いる湿し水*が、廃液として捨てられてしまうのですが、そのなかには環境汚染物質が多く入っています。
*湿し水…水が油をはじく性質を利用して、凸部分以外にインクがつかないよう、版を「湿し水」でコーティングします。
水なし印刷では、シリコーンゴムで覆われた版を使用し、印刷する部分を剥離させて作ります。現像に使われるのは水道水もしくは循環型現像液であり、廃液の量や汚染物質は水あり印刷に比べて大幅にカットできます。
印刷の際は、湿し水を使用しないので廃液はゼロです!
より詳しく知りたい方は、こちらのYoutubeが分かりやすかったです!
紙も環境にやさしく!FSC森林認証紙とは?
実は今回使用した紙もSDGsに深く関わっています。
紙や木製品の原材料、きのこ等の食材、豊かな水を供給してくれる森林は私たちの生活にとって必要不可欠ですが、現在も森林破壊は続いており、2010年から2015年の間には平均年間650万ヘクタールもの天然林が失われました。(なんと3.5秒ごとにサッカー場1面分の天然林が失われている計算に!)
森林破壊のために、そこに暮らす動物や先住民族を含む約3.5億人の人々が、暮らしの場を奪われるなど影響を受けています。
そんななか、過去には熱帯林の不買運動が起こったこともありましたが、それでは森林を適切に管理している生産者の木材も区別なく不買につながり、木材が売れなくなった林業者が森林を伐採し、農地に転換してしまうなど、結果的に森林破壊を止めることはできませんでした。 そこで、適切に管理された森林からの木材を区別して購入できる認証制度の必要性が検討され、設立したのがFSCです。
限りある森林資源を将来にわたって使い続けられるよう適切に調達・管理され、森林の生物多様性を守り、地域社会や先住民族、労働者の権利を守りながら生産された製品を消費者が区別して購入できるよう、FSCマークが誕生しました。
水なし印刷で印刷されたことをあらわすバタフライマーク、FSC森林認証紙を使っていることをあらわすFSCマークを、住地ゴルフのパンフレットに掲載しています。
参考:「森を守るFSCマークとは」https://jp.fsc.org/jp-ja/About_FSC
いざ!水なし印刷の現場を見られる工場見学へ
印刷の際は工場見学にも行かせていただきました!
こちらが水なし印刷の機械です。黒、青、赤、黄の4色をのせていきます。
ものすごい速さで次々と印刷される会社案内!
ぜひ皆さまにもお手に取ってご覧いただけると嬉しいです。
また、古賀印刷株式会社さまはそのほかもさまざまなSDGsに取り組んでいらっしゃいました。再生可能な植物由来のインキを使われていたり、機械作業の中でどうしても出てしまう不良品をカバーするために予備で刷る枚数を極力抑えて廃棄物を減らしたり。
古賀印刷株式会社さまのホームページでも詳しく紹介されています!
私自身、バタフライマーク、FSCマークのことは今まで知らなかったのですが、これからは日常の買い物などでも注目して選んでいきたいと思います。
住地ゴルフとしても地球によいことを実行するだけでなく、その意味も多くの人々に発信していければと思い、水なし印刷・FSC森林認証紙について紹介させていただきました。 最後までお読みいただきありがとうございます!
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